椎間板ヘルニア@マガジン
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椎間板ヘルニア完治までの記録

発症時の様子と初期症状

2002年11月

初期症状を発する8年ほど前に一度、重い荷物を持ち上げようとしてギックリ腰になったことはあったものの、今日まで何の腰痛もなくやってきました。だけどこの日の出来事は一生忘れません!

私が椎間板ヘルニアになった原因

回転イスにあぐらをかきながらパソコンを打っていて、机の奥にあるペン立てに手を伸ばした瞬間「プチッ!」という腰あたりの違和感を感じました。「ん?」と思いましたがその時は何ともなかったんです。でも翌朝あたりからジワ~と腰が痛みはじめて軽いギックリ腰状態に陥いいました。人間あぐらをかいてはいけないんだなと・・・今覚えばこれが悪夢の始まりでした。

あぐらをかいて椅子に座る

ギックリ腰は4~5日したら痛みも治まって楽になりましたが、日に日に腰痛というか足先にしびれを感じるようになってしまい、年を越して1ヶ月半くらい経つと歩行障害(30mくらい歩いたらしゃがんで休まないと痛くて歩けない)が出てきてしまいました。さすがにこれは尋常ではない・・・と思い、インターネットでいろいろ調べてみましたが検討もつかず、重い腰を上げてようやく整形外科で診てもらうことにしました。本当はもっと早く診察してもらえば良かったんですが、年末年始だったのでごまかしてしまいました。

初診と手術決定時のお話

2003年2月

レントゲンとMRI検査を経た医師の診断結果は腰椎椎間板ヘルニアと確定。足先のしびれ具合や歩行障害(というか血行障害)の進行状況からして早急な手術が必要とのこと。

「はい分かりました」とは言ったものの、できれば手術なんかしたくなかったので帰宅してじっくり考えてみました。しかし、その間にもズキズキと鈍痛は続き、イライラしてしまいほんと精神的限界点にまで達してました。周囲にもきつくあたるようになり、これは一刻も早く治す必要があるなと思い、結局手術(ラブ法)することを決意しました。

レントゲンと診察

いざ手術台へ(初めての全身麻酔)

2003年4月

自営業とはいえ仕事の都合上、どうしても片付けなければならない仕事があったので、1ヶ月の猶予をいただき入院。レーザー治療もあるとは知っていましたが、先生を信じてラブ法でお願いしました。入院して3日間は採血などをしながら体調を整え、4日目に手術をしました。前日まで全然平気だったのですが、当日の朝はさすがに緊張します。

ストレッチャーに乗せられ1・・・2・・・・3・・・・・・と数えていくうちに意識はうすれ、気がついたら病室のベッドの上でした。術後は仰向けで一切動く事は許されず、丸一日そのままの状態で安静です。

おしっこは尿管を通され、飲み物は看護士さんに言ってストローで飲みます。術後は疲れているので寝ようと思えばいくらでも寝れるのですが、体を切った痛みと発熱で手術した日の夜はとてもつらく、長く感じました。

摘出した椎間板

↑摘出した椎間板

寝たきりが続く入院生活

術後3日目くらいからベッドを少しだけリクライニングさせたり、寝返りを打つ許可が出ます。但し食事は流動食で、まだまだ寝たきりの状態が続きます。起きようと思っても筋肉を切断しているので力が入らず起き上がれません。

5日経過するとようやくリクライニングの角度も上がり、食事も固形物が多くなり楽になってきます。自力歩行は困難なことが分かっていたので固形物の食事はあまり採りませんでした(うんちをベッドでするのがどうしても恥ずかしかったので)。7日目にようやく先生の許可をもらって、歩行器を使ってトイレに行けた時は最高に幸せでした(笑)

術後一週間~二週間目までの期間は傷口の消毒などをしながら少しずつリハビリなどをして退院に備えて準備をします。歩くことはできますが、腰に力が入らないので歩行器なしではちょっとつらいです。立ったままティッシュペーパーの箱を持ち上げただけでも「重っ!」と感じるくらい腰が抜けてしまいます。これは退院したあとも大変だな~と思いました。

リハビリ

当初の計画通り、手術から約14日間で退院することになりました。本当はもう少し入院が必要なのですが、仕事の都合もあったので無理を言って早目に退院させてもらいました。縫合用の糸はそのままなので、通院しながら消毒したりします。

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